話すと長いのですが、子どもの頃はパイロットになりたかったんです。
しばらくすると、視力が悪いとパイロットにはなれないと知りまして。よく本屋で飛行機の雑誌を買っていたのですが、その脇に船の雑誌が置いてあるんですね。それに目が移り、今度は客船に乗りたくなったんです。船長さんですね。そして商船大学に進みました。
卒業後、商船会社に入りまして、航海士として世界を廻っていました。
3年くらい働きましたが、やはり客船に乗りたくて退社しました。しかし客船に乗ることは難しく、結局IT系のベンチャー企業に再就職しました。そこで働いているときに、1年間で同僚が3人辞めたんですね。辞めた理由というのが、精神的トラブルでした。家庭も子どももいる人たちが辞めていくわけですから、よっぽどのことだと思うのです。そのときに、会社の対応に疑問を持ちました。そこで、何か解決方法はないかと調べたんです。そうしたらEAP (Employee Assistance Program・・・従業員支援プログラム)というものがありまして。これだ、と。
そこから臨床心理士を目指しました。
まったく知識がない人間が勉強できて、受験資格を得るためには、大学院を卒業するしかないと思い、東京では数校しかない院の受験をするため、1年間働きながら予備校に通いました。
そしてやっとこさ大学院に滑り込みました。在学中から先生に紹介してもらい、企業に向けてEAPを提案する会社で働くようになりました。
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